2013年08月15日

AXMA Story Makerの使い方01

「AXMA Story Maker」の簡単な使い方を記載します。

AXMA Story Maker
http://sm.axmasoft.com/en/


ダウンロードしたら任意のフォルダに解凍して使って下さい。

起動するとフローチャートのウィンドウが表示されます。
これがメインのウィンドウになります。

尚、ゲームブックでは文章を細かく区切ってそれを移動してストーリーを進めていて、その区分けした文章を「パラグラフ」と呼んでいます。
AXMA Story MakerではPassage(パッセージ)とそれを呼んでいるようですが、今後の記事では全てパラグラフと呼ぶ事にします。

WS000000.JPG

始めからいくつかの四角いボックスが並んでいて矢印で繋がっています。
ボックスはパラグラフのシンボルで矢印は分岐ルートを示しています。
始めからいくつか作られていますがこれはチュートリアル的な役割のストーリーです。
英語で書かれているのですが要点は全て記載しているので何となくでも目を通しておくといいかもしれません。

起動し始めた時や新規でファイルを作成すると最初からこのチュートリアルが設定されます。
ストーリーを作りたい場合はこのパラグラフを編集して作っていく方法が便利です。

上の画像には赤く番号や説明を入れておきました。

1.ADD: 新たにパラグラフを作ります。右クリックや開いている所をダブルクリックしても動作します。

2.Arrange: ウィンドウのパラグラフを整列させます。
「By Title」はパラグラフタイトルの名前順、
「By Color」はパラグラフタイトル欄の色で
「By Langth」はパラグラフ毎の文字数の量順にそれぞれ並び替えられて整列します。
「Use All The Space」にチェックを入れておくとウィンドウの大きさに合わせてパラグラフを並べられます。

3.Navigator: ナビゲーターパネルを表示します。クリックすると下の画像のようなウィンドウを表示します。

WS000015.JPG

「Passages」パラグラフのタイトルを示します。
「Links」各パラグラフにリンクされている分岐数です。
「Variables」各パラグラフの変数が設置されている数です。
上のLinkボタンを押すと各パラグラフ毎にどこのパラグラフ番号からリンクされているのか判明します。
Variablesボタンを押すと各変数がどのパラグラフから呼び出されているのかが判明します。

4.Save: 制作したファイルを保存します。拡張子は.smというソフト独自の方式です。

5.Open: ファイルを読み込みます。

6.New: ファイルを新規作成します。

7.Test: 作られているゲームブックをテストプレイします。デフォルトで設定されているブラウザが立ち上がります。

8.Pablish: 作られているゲームをHTMLファイルとして出力します。

9.Editor: 全てのパラグラフを繋げてテキストで表示します。

10.Help: オンラインヘルプファイル参照やコミュニティサイトへのリンクがあります。

スタートパラグラフ: デフォルトでは赤の帯が付いてます。ゲームをプレイした時はここから始まります。

ストーリータイトル: ゲームブックのタイトルを記載します。パラグラフのタイトルは「StoryTitle」から変更しないで下さい。本文の欄に記載した文がゲームのタイトルとなります。このパラグラフは独立していても構いません。

作者名: ゲームブックの作者名を記載します。パラグラフのタイトルは「StoryAuthor」から変更しないで下さい。本文の欄に記載した文がゲームの作者名となります。このパラグラフは独立していても構いません。

サブタイトル: ゲームのサブタイトルを記載します。あらすじなどの文章でも構いません。パラグラフのタイトルは「StorySubTitle」から変更しないで下さい。本文の欄に記載した文がゲームのサブタイトルとなります。ゲームをプレイした時のトップのタイトル下にこのサブタイトルが斜体文字にて掲載されます。他のパラグラフやメニューから文章を呼び出す事も可能です。

ストーリーメニュー: ゲームブックをプレイした際に右上にメニューアイコンがあります。それをクリックした時に現れるメニューをこのパラグラフで指定できます。デフォルトで入っているのは作者名表示とあらすじ(サブタイトル)表示です。上手く作ればアイテム使用等のアクションメニューなども設置できます。

パラグラフ総数とリンク切れパラグラフの数と総文字数が下部に表示されます。
その右にはパラグラフタイトルの帯の色を指定できます。帯の色はゲーム制作と本編には関わりません。あくまで制作者個人が見分け易いようにするためです。自由に設定して下さい。
その右は拡大と縮小のスクロールバーです。



始めて作る際はまずゲームのタイトルを決めましょう。
「StoryTitle」のオブジェをダブルクリックします。

WS000001.JPG

すると画像のようなエディタウィンドウが新たに立ち上がります。

このウィンドウでパラグラフのタイトルと本文の編集をしますがストーリータイトルのパラグラフではパラグラフそのもののタイトルは「StoryTitle」から変更しないでください。ゲームブックのタイトルはパラグラフ本文の方に記載して下さい。画像ではゲームタイトルを「勇者の冒険」としています。

WS000003.JPG

サブタイトルや作者名も同じように作ってみましょう。あらすじなどを入れたり、何も入れない場合は空欄でも構いません。

WS000002.JPG

ストーリーメニューはプレイしているときどのパラグラフに飛んでいても使用出来るメニューに記載するものを書きます。デフォルトでは作者名表示とサブタイトル表示のリンクが設定されています。変数と組み合わせればどのパラグラフ上でも使える回復アイテムや魔法などの選択肢もここに入れられるでしょう。



WS000004.JPG

それではエディタ画面の説明です。


1.Back: 今いるパラグラフから元いたパラグラフに戻りたい時にバックを利用します。
「Back」は今いるパラグラフ上で変更された変数を元に戻してから前のパラグラフに戻ります。
「Return」は今いるパラグラフで変更された変数を維持したまま戻ります。


2.Link: 一番よく使われると思います。テキストから分岐先を指定するタグです。2へ進め、3へ戻れなどのリンクを貼ります。既に作られているパラグラフが存在する場合はそのパラグラフタイトル名が表示されてワンクリックでリンクが作れます。リンクしたいテキストを選んでから設置して下さい。

[[]]Common link: 普通に分岐リンクを貼りたい時に使います。ページが変わって指定先の新しいパラグラフが表示されます。例[[戦うなら|2]]

[[+]]Adds to passage: このリンクを使うと今いるパラグラフの文が消えずに、その下にリンク先の新しいパラグラフの文章が付加されます。一度リンクを選択してしまうとそのリンクは無効となりクリックできません。例[[+逃げるなら|3]]

[[*]]Reusable link: Adds to passageと同じように表示されますが、リンクは無効にならずに有効のままです。あまり使わないと思います。例[[*作業を続けるなら|4]]

[[-]]One way link: 一方通行のリンクです。プレイ画面では通常は左上に戻るアイコンが表示されてパラグラフを戻れるのですが、その機能を無効にします。例[[-滝に飛び込むなら|5]]

{$object=value}Set variables in the link: 変数を設定させてからリンク先に飛ぶ際に使用します。リンクテキストのパラグラフタイトル名の後に{$object=value}を入れて下さい。他の+-*などとの組み合わせも可能で複数の変数を指定する事も可能です。例[[鍵を手に入れたので出発する|6{$key=true}]]


3.Macros: マクロを設定します。主に変数を使いたい時の構文がクリックで作れます。

<<…>>Custom macro: 自分で構文を書きたい時のために<< >>だけ表記します。

Set - Create / set variable: 変数をセットする時に使用します。

If - else statement: 変数をチェックしてフラグ分岐するときに使います。

display - Display another passage in current passage: 現在のパラグラフに指定の別パラグラフの本文を表示したいときに使います。似たような展開のパラグラフを作っていて一々コピペするのが面倒くさい時に使います。

print - Print variable or expression: 変数をプレイ画面に表示させたい時に使います。

random - Set random value: 変数にランダムで出された値を入力します。ダイスロールと同じような結果が得られます。変数に最大値を設定してからこのマクロで指定します。

no audio - Stop music playback and hide the audio player: 音楽が背景に流れている場合、それをストップさせるボタンを設定します。

clrscr - Clear screen: 画面の情報を消してクリアにします。

row - Insert table row: テーブル(表)を作成します。

input - Inter value for a variable: プレイヤーにキーボードで入力させて値を得る場合に使います。犯人の名前を入力させて正解のみ次へ進むような使い方ができると思います。

loop - execute a block of code a number of times: ループさせるマクロです。ループ回数を指定出来ます。

Dark style,Sepia style,Default style: プレイ画面のデザインの色を変える事ができます。これはプレイ画面の設定アイコンにてプレイヤー自身が独自に変える事も可能です。

repeat - Repeat the passage: 指定された間隔の秒数ごとにパラグラフの表示を繰り返します。

stop - Stop repeating passage: repeatで繰り返されるマクロをストップします。


4.Comment/Uncomment: 設定内容の覚書など制作者側のための情報を書いてプレイヤーに見せたくない時に使用します。行単位で設定できクリック毎に無効と有効が切り替えられます。


5.Variables: 設定した変数は欄に表示されるのでクリックで入力できます。
$$title: 今のパラグラフのタイトル名がこの変数に記録されています。
$$from: 直前に訪れたパラグラフのタイトル名がこの変数に記録されています。
$$time: 時間が記録されてます。1970年1月1日から現在までの時間が秒数単位で記録されてます。

6.Media File: メディアファイルを挿入します。
Select Local File: 制作しているPCにあるファイルを本文に挿入します。対応しているのは画像ファイルはpng, jpg, gifで音楽ファイルはmp3, oggです。
Local file: ローカルファイルへのリンクを貼ります。
From the internet: インターネット上にあるファイルへのリンクを貼ります。
YouTube video: ユーチューブの動画を貼ります。

7.Bold: 選択したテキストを太字にします。

8.List: リスト形式で表示します。

9.Italic: 選択したテキストを斜体にします。

10.Monospaced: Monospaceフォントを使います。

11.Underline: 選択したテキストに下線を引きます。

12.Quotes: 選択したテキストをクオテーションマークで囲みます。

13.Center Text: 文章を中央揃えにします。

14.Align Text Right: 文章を右揃えにします。

15.Superscript: 選択した数字を上付き文字にします。

16.Subscript: 選択した数字を下付き文字にします。

17.Single Line Break: 改行のタブを入力します。

18.Separators: 境界線を引きます。「Horizontal Line」は線を「Asterisks」は*でラインを引きます。

19.Text to HTML Entities: 選択したテキストをHTMLエンティティに変換します。入力するとマクロなどの構文になってしまうような文字を普通のテキストとして表示させるためにこれを使います。

20.Preview Passage: 編集しているパラグラフのみをHTML出力してブラウザで表示させます。

21.Syntax Highlighting: このボタンを押してある状態だとマクロや変数などのテキストは別色にて表示されます。解除すると全てのテキストは同じ色になります。

22.Dark Theme: 編集しているエディタは白抜きの黒文字ですが、それを逆転させて黒抜きの白文字に変えます。

23.Find and Replace: 任意のテキストを検索して置換させます。Findに検索したい文字を入れてFindボタンを押せば先頭から一つずつ検索できます。Countボタンはその文章に幾つ検索した文字があるか教えます。
検索した文字を任意の文字に置換させたい場合はReplace欄に変換後の文字を入れてReplaceボタンを押して下さい。検索した文字全てを置換させたい場合はReplace Allのボタンを押すと全て置換します。


以上がパラグラフのエディタウインドウの説明です。

長くなりましたので次の記事で続きを書きます。
 
posted by 文芸遊戯研究会 at 19:12| 制作ソフト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする