2013年08月24日

Divine GameBook Creatorの使い方01



「Divine GameBook Creator」の基本的な使い方を説明します

Divine GameBook Creator
http://www.divinegames.it


「Divine GameBook Creator」はシェアウェアです。
標準版が4.99ドル、拡張版が19.99ドルとなっています。
ダイスロール機能を使わず、モバイル向けのゲームブックを作らないのであれば標準版で構わないと思います。

このソフトはHTMLにした時にステータスやアイテムなどの画面を表示出来る点です。
変数もHTML上で使えますが、まだ去年出来たばかりのソフトウェアですので細かい計算が出来ないなどの発展途上中です。ですが頻繁に更新され、つい先日にまた新たにラジオボタンとチェックボックスの項目が追加されたようです。(2013年8月24日現在)
ソフトをインストールして立ち上げれば自動的に更新があるかチェックしてくれるようです。

このソフトの難点は直接エディタに日本語入力が出来ない事です。
もしかしたら私の環境だけなのかもしれないですが、別にテキストエディタを用意してそちらで編集した文章をコピペして対処しています。表示される日本語も文間が重なっていて見づらいですね。
元々2バイト言語を使う日本向けには作られていないのでしょう。

※2014年3月31日追記:バージョンアップにより日本語の表示と入力に対応しました。
開発元に取り合って頂いたローレンシウさん、ありがとうございます


それでも将来性のある有望なソフトウェアと見込んで使い方を記事にしたいと思います。


まず購入しましょう。支払いはPayPalが使えます。
PayPalに登録されたメールアドレスにシリアルナンバーとダウンロード先のURLが送られてくるのでそこからダウンロードしてインストールしてください。インストール時にシリアルナンバーを聞かれますので送られたメールに書いてあるシリアルナンバーを入力して下さい。

WS000000.JPG

立ち上げると上の画像のような画面が立ち上がります。これが新規作成の画面で、Bookと書かれたフォルダが一つあるだけです。このBookというフォルダがゲームブック全体の設定となるのでこれを選んでクリックして下さい。

WS000001.JPG

すると上の画像のように切り替わります。
これは拡張版(デペロッパー版)の設定画面で通常版はモバイルページ向けの設定である「Mobile Customisation」の枠の項目はありません。

では上から説明します。

Name: ゲームブックのタイトルを入れます。左のフォルダ名がそれに変わります。

Starting Page: スタートするページのタイトルを入力してください。

Left Page: HTMLで表示された時、見開きの本のイメージが表示されてその右ページに本文が表示され、左ページは固定のページが表示されます。ステータス数値のページなどに使います。数値を使用しないゲームブックはタイトルやこれまでのあらすじ等を入れてもいいかもしれません。内容はスクリプトで幾らでも可変できます。

Soundtrack(.mp3): サウンドトラックのファイルを指定します。HTMLファイルとしてサーバーにアップロードする時はHTMLファイルと同じディレクトリに音源のファイルをアップロードする必要があります。

Soundtrack(.ogg): 上はMP3方式のファイルですが、下はOGG方式のファイルを指定する時に入力します。

Hide Pages Automatic Title: HTMLにて表示した時に右ページの上部にゲームタイトルか直上のフォルダのPrefixのタイトルとパラグラフのタイトルが表示されますが、これにチェックを入れておくとその表示を消す事ができます。


Mobile Customization
こちらの枠の項目は拡張版のみの設定です。

Embed Images: チェックを入れると挿入した画像を表示できます。

Flip Animation: ページを移動するときにページを捲るアニメーション効果を入れられます。

Background Color: 本文の背景の画像の色を指定できます。(デフォルトは白)

Secondary Background Color: セーブページや左ページの背景色を指定できます。(デフォルトは白)

Text Color: テキストカラーを指定できます。(デフォルトは黒)

Paper Image: 本文テキストの背景に画像を表示するならここで指定して下さい。

Bookmark Image: ブックマーク(セーブ用)のボタンのイメージを指定することができます。何も入れなければデフォルトで用意されているアイコンを表示します。

Left Page Image: モバイルでは左ページはボタンを押す事で表示できます。そのボタンのイメージを指定することができます。何も入れなければデフォルトで用意されているアイコンを表示します。

Dice Image: ダイス(サイコロ)の画像を指定できます。何も入れなければデフォルトで用意されているダイス画像を表示します。

Dice Size: 表示するダイスの画像サイズを指定します。初期値は100です。

Custom CSS: CSSをカスタムできます。


以下は通常版でも拡張版でも表示されます

Stat Points: キャラクターの能力値を決める時に指定のポイントを振り分けて配置する事ができます。その指定のポイントをこのゲージで決めます。

Stat: ゲームブックのキャラクターにステータスを設ける場合そのステータスをここで追加できます。HPや攻撃力など幾つでも作れます。このステータス値は上の「Stat Points」にてステータス値を分配するリストに加える事ができます。



次はメニューバーの説明をします。

【File】
New: 新規で作ります。

Open: 保存した専用ファイル(拡張子は.book)を開きます。

Save: 専用ファイル(拡張子は.book)を保存します。

Save As: 別の名前を付けて保存します。

Exit: このソフトウェアを終了します。


【Structure】
Create Folder: 左枠のパラグラフリストに新しくフォルダを作ります。フォルダはパラグラフを分別したりパラグラフ毎に第一章など区分けしてそれをプレイ画面上部に表示させたい時に便利です。

Create Page: 左枠のパラグラフリストに新しくパラグラフを作成します。

Delete: 選択したフォルダやパラグラフを削除します。


【Export】
HTML: HTMLファイルとして出力します。保存した後にブラウザで立ち上げてテストプレイできます。

Mobile: 拡張版のみ選択できます。出力するのはHTMLファイルですが、モバイル向けに簡素にしたページを作れます。

RTF: RTFファイルとして出力します。ただし、変な表記になり使えません。

PDF: PDFファイルとして出力します。ただし、Officeがインストールされてないと使えません。

Map: ゲームブックのフローチャート図を出力しますが、「Graphviz」というソフト(http://www.graphviz.org/)専用のファイル方式として出力されるため、同ソフトがインストールされている事が前提となります。


【Language】
英語かイタリア語を選べます。日本語がいつか追加されればなあと思う毎日。日本語パッチが作れるスキルがあればいつかは作りたい…(いつになるか解りませんが)



【Help】
ガイドを選ぶと説明書がPDFとして表示されます。すべて英語です。



では新たにパラグラフを作ってみましょう。
パラグラフを設けたいフォルダを選択した状態でStructureメニューのCreate Pageをクリックしてみて下さい。
右クリックでもStructureメニューは表示されます。

WS000002.JPG

「Page #0」という名のパラグラフが表示され、それを選択すると右側にエディタ画面が表示されました。これがこのパラグラフの編集画面です。
デフォルトではパラグラフのタイトルは「Page #番号」となっています。番号だけにするなり文字のタイトルを入れるなり自由に編集して下さい。日本語でも構いません。
他のパラグラフからリンクを貼る時はこのタイトルの文字を指定します。

02.jpg

パラグラフエディタはこのようになっています。
下に本文欄でリンク先を指定すると自動的にウィンドウ下部にリンク先とリンク元のパラグラフが表示されます。

エディタのボタン類の説明です。

01.jpg

1.太字ボタンです。選択した文字を太字にします。

2.斜体ボタンです。選択した文字を斜体にします。

3.下線付きボタンです。選択した文字を下線付きにします。

4.打ち消しボタンです。選択した文字を打ち消しにします。

5.テキストカラーボタンです。選択した文字の色を変えます。

6.トリムボタンです文字間の隙間を詰めて表示します。

7.テキストサイズを選びます。選択したテキストのサイズを変えます。

8.条件ボタンです。変数の記録を調べて反映する時に使います。クリックすると「[cond=][/cond]」という文字が現れます。

●[cond=$a]テキスト[/cond]: これは条件の中で最も基本的なものです。変数$aに数値がある場合や
「true」の場合、中のテキストが表示されます。

●[cond=!$a]text[/cond]: 変数の前に!マークを付ける事で判断を逆にする事ができます。変数$aに数値が何も無い場合や「False」の場合、中のテキストが表示されます。

●[cond=$a and $b]text[/cond]: 変数$aと変数$bがどちらも数値がある場合や
「true」の場合、中のテキストが表示されます。

●[cond=$a or $b]text[/cond]: 変数$aか変数$bのどちらかに数値がある場合や
「true」の場合、中のテキストが表示されます。

●[cond=($a and $b) or !$c]text[/cond]: 変数$aと変数$bがどちらも数値がある場合や
「true」の場合、もしくは$cに数値が何も無い場合や「False」の場合、中のテキストが表示されます。

●[cond=$a>=4]text[/cond]: 変数$aの数値が4以上の場合、中のテキストが表示されます。

●[cond=$a==”あ”]text[/cond]: 変数$aに入っている文字が「あ」の場合、中のテキストが表示されます。

●[cond=$a]テキスト1[else]テキスト2[/cond]: 変数$aに数値がある場合や
「true」の場合、一番目のテキスト1が表示され、変数$aに数値が何も無い場合や「False」の場合、[else]以降のテキスト2が表示されます。

9.変数を宣言する時に使います。宣言するとは変数に値を入れる事です。クリックすると「[op=][/op]」という文字が現れます。

●[op]$a=true[/op]: 変数$aをONにします。

●[op]$a=false[/op]: 変数$aをOFFにします。

●[op]$a=2[/op]: 変数$aに数値2を入れます。

●[op]$a=”あ”[/op]: 変数$aに「あ」という文字を入れます。

●[op]$a+=3[/op]: 変数$aの数値に3を足します。

10.ジャンプボタンです。クリックするとリンク先へ飛ぶようにしたいテキストを選択して適応します。「[jump=リンク先]テキスト[/jump]」というように記述します。

11.検索ボタンです。文字列から任意の文字を検索します。

●Match case: 大文字と小文字を区別したい時にチェックを入れます。

●Match whole; 検索文字列に完全に一致する単語のみ検出する場合はチェックを入れます。

●Regex: 検索に正規表現をいれます。ワイルドカードを使ったりする検索ができます。

●Find in all pages: 総パラグラフから文字を検索します。

12.置換ボタンです。検索と置換のできるウィンドウが現れます。

●Find Next: 検索された文字を順番に表示させます。

●Replase: 選択されている文字を置換させます。

●Replase all: パラグラフ内全ての検索された文字を全て置換させます。

13.左揃えボタンです。

14.中央揃えボタンです。

15.右揃えボタンです。

16.クォーティションボタンです。

17.境界線を入れるボタンです。

18.テーブル(表)を入れるボタンです。

19.画像をリンクするボタンです。画像はHTMLファイルとは別にアップロードしなければなりません。対応形式はJPGとPNGとGIFでアニメーションGIFにも対応しています。

20.画像をサムネイル化して表示させます。クリックすると元の画像を表示します。初期値は50%です。

21.マップを表示する為のボタンです。マップ画像は作って用意する必要がありますが、その画像の上に指定した座標の位置のマーカーを重ねて表示して位置を知らせます。[map=map.jpg]marker.jpg 31 20[/map]と記載されていれば右から31ドット、上から20ドットの位置にマーカーを置いて表示するということです。このような場合下の表示になります。

03.jpg

22.インプットキーボタンです。プレイヤーが名前やクイズの答えなどをキーボードから入力させるのに使います。[input=name]名前を入力してください[/input]というように使います。

23.チェックボックスボタンです。複数選択できるチェックボックスを作成します。

24.ラジオボタンを作成します。複数の中から一つ選択したい時などに使います。

25.スペルチェックのオプションです。日本語ではスペルチェックはできないので使わないと思います。
※2014年3月31日追記:バージョンアップにより製作画面のフォントの大きさが指定出来るようになりました。日本語表示だとデフォルトでは小さいと思うのでこのスペルチェックのオプションを実行するとフォントサイズ指定の欄が出てきます。


以上が「Divine GameBook Creator」のGUIの説明です。
次は実際に簡単なゲームを作ってみましょう。
posted by 文芸遊戯研究会 at 18:33| 制作ソフト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする