2013年08月24日

Divine GameBook Creatorの使い方02


では今回は「Divine GameBook Creator」で簡単なゲームブックを作ってみましょう。

インストールし立ち上げ、新規ファイルと新規パラグラフを設定するまでを前回で説明しました。

今回はパラグラフに文章を書いてみましょう。

…ですがこのソフトのエディタは日本語入力ができません。
仕方ないので別のテキストエディタで作成編集しそれをコピペするやり方で対処してます。
こういった手間が面倒ならばこのソフトはおすすめしません。


WS000004.JPG

Windows標準のメモ帳でも使えます。タグもテキストエディタ上で編集したいのならプログラム専用のテキストエディタを使った方が良いでしょう。

WS000006.JPG

書いた文を貼付けた図です。文字が潰れてしまっていますがなんとか読めるレベル。作成者に2バイト文字も使えるように要望を出したいものですが英語が解らない…翻訳ソフト介するのも不安だし…

※2014年3月31日追記:バージョンアップにより日本語の表示と入力に対応しました。
開発元に取り合って頂いたローレンシウさん、ありがとうございます
尚、下記の記す表示画面はバージョンアップ前のソフトウェアの画面ですので日本語部分は潰れていますが、現在のバージョンでは読めるように表示されます。


オープニングのページも作成してタイトルと作者名を入れて色々なタグを仕込んでみました。

WS000005.JPG

[jump=1]スタート[/jump]
というのがリンクです。「スタート」というテキストをクリックすると「1」というパラグラフへ飛ぶように設定してます。

そしてリストにはパラグラフのページ以外にもフォルダが作成出来ます。

WS000003.JPG

これはフォルダにパラグラフを分けて入れておく事ができ、見分けがつき易くなっています。
その他第一章第二章というように分別ができます。その文字はプレイした時に画面の本の本文の上に表示されます。

Nameはフォルダの名前です。プレイ画面には反映されません。
Prefixはプレイ画面に表示される区分けの文字です。
プレイ画面の本文の上には「Prefix - パラグラフタイトル」が表示されます。
「第一章 - 旅立ち」なんて渋いネームもできちゃいます。もちろんこの表示をオフにする事もできます。

WS000007.JPG

コピペしたパラグラフ1番のページも2番と3番にリンクを貼りました。
暇な冒険者が街の中で教会へ行くか冒険者ギルドへ行くか選べます。
ウィンドウ下部を見てみると分かる通り、上の段のリンク先(Jump from this page)に2と3が、下の段のリンク元(Jump to this page)にオープニングが表示されているのが確認されます。オープニングからここへリンクされていて、ここからパラグラフの2と3へリンク出来ますよという意味ですね。リンクを貼れば自動で表示してくれます。



ここでフラグ分岐を指定したいと思います。

パラグラフ2番は教会へ行く選択肢でパラグラフ3番は冒険者ギルドへ行く選択肢なのですが、教会へ行った場合通行証がないと入れない仕組みになっていてプレイヤーに通行証を持っているかどうかの判定を入れます。一方、冒険者ギルドを選択した場合は教会から依頼が入っているからその仕事をやってくれと頼まれ教会の通行証を渡されるというパターンです。
パラグラフ1番から直接教会へ行った場合は通行証を持っていないため門番に門前払いされますが、冒険者ギルドに立ち寄ってから教会へ来た場合は通行証を持っているので通行出来るというパターンです。


まず3番のパラグラフから作成します。冒険者ギルドへ足を運ぶシーンですね。主人公はギルドから教会が依頼の仕事を押し付けられます。通行証も貰ったのでその貰ったというフラグを立てておかないといけません。

WS000008.JPG

そこで変数を使います。このソフトで変数をいじるには[op][/op]使います。

[op]$pass=true[/op]
と記載しました。通行証ですからpassとしました。このソフトでは変数に日本語を使うと不具合が出るのでアルファベットの方がいいでしょう。それをON(true)としました。これで通行証を持っているというフラグを立てました。

下のリンクは協会へ行くというリンクでパラグラフ2番へ通じています。


次はパラグラフ2番で協会へ行く選択肢のシーンを作成します。

WS000009.JPG

教会の入り口を守る門番に「通行証を持っているか?」と聞かれます。
その後にフラグ分岐点を作成します。

変数を調べるには[cond][/cond]を使います。

[cond=$pass]
[jump=4]持っているので出す[/jump]
[else]
[jump=5]あなたはそれを持っていなかった[/jump]
[/cond]


と記載しました。

[cond=$pass]は変数$passに0以外の数値が入っているかONになっているか聞いています。
ON(true)か0以外の数値が入っていればその後から[else]までのテキストやリンクを表示して、
OFF(false)か0の数値が入っていれば[else]から[/cond]までのテキストやリンクを表示するという風に命令しています。

要は冒険者ギルドを訪れてから教会へ来ていたのなら通行証を持っているという変数$passはONになっているので[jump=4]持っているので出す[/jump]が表示され、直接教会へ来ているのなら通行証は貰っていないため[jump=5]あなたはそれを持っていなかった[/jump]が表示されるシステムです。


4番と5番を適当に作って早速テストプレイしてみましょう。
タイトルフォルダの設定欄に必ずスタートページを設定しておいて下さい。でないと表示されません。
エクスポートメニューから「HTML」選びます。保存場所を選んで保存するとブラウザが立ち上がりゲームブックをプレイできます。

オープニングはタイトルと作者名のみ記載しました。

WS000013.JPG

スタートをクリックすると1番へ飛びます。

WS000014.JPG

第一章というフォルダに入っている1番のパラグラフなので本文の上には「第一章 - 1」と記載されています。
ここで教会か冒険者ギルドへ行くか選べます。


2番のパラグラフです。

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1番から教会へ直接やってきました。門番に通行証を持っているかきかれますが通行証は持っていないので「あなたはそれを持っていなかった」という選択肢のみが表示されています。

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5番では通行証を持っていない時に飛ばされるパラグラフです。門番につまみ出されて冒険者ギルドへ向かいます。

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冒険者ギルドへ行くシーンの3番のパラグラフです。
ここでギルドから教会の通行証を貰います。変数の設定文は表示されません。
そこからまた教会へ行きます。

WS000018.JPG

また先ほど通った2番のパラグラフへとやってきました。
今度は通行証を持っている為に変数$passがONになり、それに合わせて選択肢が「持っているので出す」という表記に変わっています。もちろんリンク先のパラグラフも変わっています。

WS000019.JPG

行き着いた4番のパラグラフで教会の中に入るシーンを見る事ができます。



ここまで簡単なゲームブックを作成してみました。

右のページに文が表示されていて左が空白なんだけど何?と思うかも知れません。

実を言うと左のページには固定でパラグラフを表示できるシステムを組んでいるのです。
これで何ができるかと言うと攻撃力や所持金などステータス値を表示出来たりします。

またステータスを設けていないゲームブックでもこれまでのあらすじとかタイトルとかを表示出来たりします。
もちろん変数を使えば内容を自由に変更出来ます。

「Divine GameBook Creator」の最大の特徴はステータス値をプレイ画面に表示出来る点なのですね。
posted by 文芸遊戯研究会 at 20:03| 制作ソフト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする