2013年08月26日

Questの使い方03

では「Quest」にて簡単なゲームブックを作成したいと思います。

今回のストーリーは森の中で目を覚ました記憶喪失の主人公が森から出るまでのストーリーです。
東西に道が分かれており、西に行けば森の出口の門の鍵を手に入れて東に行けば何も手に入れずに、最終的にはどちらも森の門へ辿り着きます。
鍵を持っていなければ森から出られないという毎度のフラグ分岐を設定するところまでやりますね。

10.jpg

ではスタートのパラグラフです。

本文を入力し、選択肢を設定します。
「Add New Page」はパラグラフを新規作成してそのパラグラフにリンクを貼ります。
「Add Link to Existing Page」は既に作成済みのパラグラフへリンクする時に使います。

後は視覚的に直感で分かるかなと思います。

今回は西へ行くのと東へ行く選択肢を設けました。

08.jpg

西へ進んだ時のパラグラフです。

ここで鍵を拾うので鍵を拾ったという記録を残しておかないといけません。
「Page type」のプルダウンメニューで「Script + Text」を選ぶと、その下に「+ Add new script」が表示されます。それをクリックして選ぶとそのパラグラフにスクリプトが埋め込むことができます。

06.jpg

クリックしてみると新しいウィンドウが表示されました。左側にある5つの項目から「Variables」をクリックしてみてください。

07.jpg

すると上のような表記になりました。
これは変数をセットするメニューです。このソフトではONとOFFを記録する変数をフラグ(flag)、数値を記録する変数をカウンター(counter)と呼んでいるようです。

「Set flag on」を選んでOKをクリックしましょう。

06.jpg

ウィンドウが消えて「+ Add new script」ボタンの上に上図のような表記がされました。
鍵を拾ったので「key」と入れました。これは「key」という名の変数をONにするという意味です。
フラグ設定はこれだけで充分です。


その他途中のパラグラフを作成して、いよいよフラグ分岐点となる森の出口の門にやってくるパラグラフを作ります。
鍵を持っていれば扉を開けて外に出られます。持っていなければ最初のパラグラフへ戻されるという設定です。

「Page type」のプルダウンメニューで「Script + Text」を選んでその下に表示される「+ Add new script」にてスクリプトは設定出来るのですが、この場合テキスト本文より前に実行してしまいます。

今回は「鍵がかかっているようだ」というテキストがパラグラフに入っている為、その手前にスクリプトが入ってしまうと「鍵を開けた」「鍵がない」という表記の後に「鍵がかかっているようだ」というテキストが表示されるため内容がおかしくなります。

ですからテキストの後にスクリプトを表示させなければなりません。その場合はタグで対応します。「Page type」のプルダウンメニューは「Text」のままでOKです。

05.jpg

上図のような文章を作りました。

「〜見ると門には鍵穴があり鍵がかかっているようだ。」
この後にフラグ分岐の設定をします。

{if key:拾った鍵を差し込むと門は開いた。

{page:Page7:先へ進む}}
{if not key:鍵がないのでここは通れそうにない。

最初の地点まで戻るか。
{page:Page1:戻る}}


と入力します。{if Key:テキスト{リンク}}でkeyという変数がONになっていればテキスト{リンク}を表示してという命令です。
その後の{if not Key:テキスト{リンク}}は逆にkeyという変数がOFFになっていればその後のテキスト{リンク}を表示してという命令です。

これでフラグ分岐は可能です。
プレイしてみましょう。

04.jpg

トップページです。西へ進めば鍵を拾い、東へ進めば何も手に入れぬまま先へ進みます。

03.jpg

西へ進んで鍵を手に入れるパラグラフです。ここで変数keyがセットされます。

02.jpg

森の出入り口にさしかかって鍵を持ってるかどうかの判定が行われています。
鍵を持っているので門を開ける文が出ています。

01.jpg

東から来た場合、鍵を持っていないので門を開けられません。のでこういう文が表示されます。

簡単なフラグ分岐のゲームが作れました。
「Quest」では膨大な数のスクリプトが使えるので応用すればそこそこ手の込んだゲームブックが作れそうです。
一応今回はここまでで次の記事でスクリプトやタグの説明をしてみたいと思っています。
posted by 文芸遊戯研究会 at 01:50| Comment(0) | 制作ソフト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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