2013年09月26日

inklewriter

「inklewriter」はダウンロードして起動するソフトではなく、インターネット上で編集公開するタイプのクラウドサービスです。

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プラットフォーム関係なしにブラウザがあれば編集して公開できます。公開は専用のサーバ上のみで任意のサーバーにアップロードして公開は不可能です。

 イギリスのソフトウェアのチームが作成されているようですが、かなり積極的にゲームブックのデジタル媒体化に取り組んでいるようです。
あのソーサリーシリーズをiOS用アプリとして発売したチームです。英語媒体ながら日本でもニュースにはなったようです。
そういったゲームブックアプリを製作したチームが個人の作成したゲームブックを手軽にHTNLファイル化して公開できるサービスを展開していたようです。うれしいことにすべて無料で展開しています。

恐らく優秀なゲームブック作家を見つけるための試みのようですね。ユーザーが公開したゲームブックは5ポンドまたは10ドルの手数料を払えば開発側がKindleで読む電子書籍ファイルに変換してAmazonで販売してくれる手助けをしてくれるそうです。

このサービスではパラグラフを無限ループさせる構成は禁止しています。
昔に若桜木虔氏がよく用いていた「蟻地獄」のように一度入ってしまったらずっと抜け出せないという技法は開発スタッフは嫌っているようです。

YouTubeにて大まかなゲームブック製作の動画がアップロードされています。



このツールは難しいプログラムはありませんが慣れないと少し使いづらいです。作られたゲームブックの表示は「AXMA Story Maker」に似ています。選択肢を選んでも以前のテキストは消える事無く残りますので読み返せます。テキスト右上の矢印ボタンを押せば戻る事も可能です。

 変数やフラグも視覚的に設置でき、使い方さえ覚えてしまえばプログラム知識が全くなくても作れると思います。
登録やサインインをしなくても製作する事ができます。この場合ゲームファイルは制作者のデバイスに保存される形でサイトに公開したり仲間内で公開する事はできません。
 登録すれば製作ファイルを専用サーバ上に保存する事が出来て公開できます。無論FTPでファイルをアップロードする手間もありません。

 フラグ設定も出来ますし変数に数値も組み込めるので所持金やアイテムなどの設定も可能です。フローチャート機能も実装済です。しかしダイスロールやバトルシステム、ステータスゲージなどの機能は実装されていません。
この手のサービスは日本語だと文字化けしたりしますが、このツールはタイトル以外は変数なども日本語が使えます。

 その他画像表示やハイパーリンク、そしてランダムでテキストを表示する機能などがあります。
開発チームがかなり入れこんでいるようなのでバージョンアップで様々な機能が実装されそうですね。

使い方にクセがある以外は結構いいツールです。使い方さえ慣れてしまえばプログラミングを知らない方でも視覚的に使えると思います。


【inklewriter】
http://www.inklestudios.com/inklewriter

おすすめ度:★★★
マニュアルURL:上記URLと同じ
サンプルゲーム:http://writer.inklestudios.com/stories/musgraveritual
カテゴリー:フリー
対象OS:ブラウザがあれば何でも
言語:英語
フローチャート:あり
出力ファイル方式:なし(専用サイトに公開のみ)
変数:可
アイテムシステム:可
ステータスシステム:可(簡易的なものなら)
バトルシステム:難しいと思います
画像音楽メディア挿入:可
posted by 文芸遊戯研究会 at 23:24| Comment(0) | 制作ソフト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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