2013年10月02日

その他のゲームブック作成ツール04

前回の「その他のゲームブック作成ツール03」では日本国内のゲームブック製作ツールを紹介しました。

今回の「その他のゲームブック作成ツール04」では海外ですが、ソフトウェアではなくオンライン作成投稿サイトを紹介します。これまで紹介してきた中では「Quest」や「inklewriter」や「Google Form」がそういった類いのものでした。

ソフトウェアでのツールだとPC上でファイルを作成してサーバーやHPスペースにFTPにアップロードして公開するので敷居は高かったのですが、オンライン作成投稿サイトだと作成から保存まですべてサイト側が処理してくれるので制作者はブラウザひとつあれば十分なところです。

ただこれから紹介するのはみんな海外のサイトです。
投稿したゲームブックが自動的にトップページの紹介欄に表示されるサイトもあります。他国から投稿された読めない言語のゲームブックが投稿されたことをあまり快く思わないサイトやユーザーもいるかもしれません。

海外でも「inklewriter」などは作成されたゲームブックはあくまでデータストレイジとして保存されているだけなので使ってもそのような問題はないのですが、投稿したコンテンツが自動的にコミュニティに表示されるようなサイトはその辺を注意してください。

とはいえこれから紹介するサイトはあまり使えるようなものはありません。

オンライン作成投稿サイトを使うなら以前紹介した「inklewriter」や「Google Form」が一番いいと思いますよ。

日本語サイトでこのようなサービスが展開されるのが一番いいのですけどね。
以前にフォレストがそのようなサービスを展開してましたが、もう終えてしまったようです。


あと、海外のサイトでは「Create Your Own Adventure」(CYOAと略されることが多い)という言葉がよく出てくると思いますが、アメリカでは「GameBook」の事をそう読んでいます。「GameBook」でも通用するので人によってそれぞれ独自の考えで使ってます。
その他「Interactive fiction」という言葉でゲームブックを表現する人もいますが、全般的にはテキストアドベンチャーゲームを指す言語のようです。

では紹介します。


Create Your Own Adventure
http://editthis.info/create_your_own_adventure/Main_Page

Create-Your-Own-Adventure.jpg

MediaWikiを利用したサイト。wikiのシステムを使ってゲームブックのオンラインサイトを作っています。
ログインすることでゲームブックを投稿できますが、書式はWiki文法です。
2011系スパムアカウントが膨大なデータを送っているらしく、かなり重く表示に時間がかかります。
ゲームブックはステータスゲージなども盛り込まれてますが変数ではなくあくまでパラグラフごとに固定された数値を表示しているだけのようです。


THE CAVES OF MULL!
https://thecavesofmull.wikispaces.com

THE-CAVES-OF-MULL!.jpg

上の「Create Your Own Adventure」ではMediaWikiを使用していましたが、こちらではWikispaces Classroomを使用してゲームブックのオンラインサイトを構築しています。Wikispaces ClassroomはWikiをオンライン教室としてつかうウェブツールのようです。
このサイトでは一体何をしているかというと登録した複数人で共同で「THE CAVES OF MULL!」というタイトルのゲームブックを製作しています。こういったシステムを使えば共同作業でゲームブックが作れるという試みですね。
このサイトはあくまで参考として紹介しています。
共同でゲームブックを作りたい方はWikispaces Classroomを使ってみるのもいいかもしれません。


CYOCYOA!
http://www.cyocyoa.com/index.php

CYOCYOA!.jpg

オンラインのゲームブック製作公開サイト。登録してログインすることでゲームブックの製作と公開ができます。
日本語はOKですが、タイトルだけは日本語にすると文字化けします。まずは先にパラグラフを作ってからそれを繋げる形にして選択肢を作ります。選択肢は最大8個まで作れます。選択肢を先に作る事は出来ないので注意。
その他テキストや背景などの設定もできますが、フラグ立てやアイテムやステータス、バトルなどのシステムはありません。外部へのハイパーリンクもありませんが画像とYouTubeの挿入ができます。ゲームが終わるとコメントが残せます。


StoryExplorer
http://www.storyexplorer.co.uk

StoryExplorer.jpg

ゲームブックの投稿サイトで独自のデザインでゲームブックを公開できるものの、まだベータ版で1つしか投稿されていないです。さらには登録もできないのでどのような仕組みかはわかりませんでした。見た限り簡単なゲームブックしか作れないようです。


Writing.com
http://www.writing.com

Writing-com.jpg

ゲームブック好きが集まるコミュニティサイト。
小説やゲームブックを製作して投稿し公開するサイトですが、その他ブログやメール、コミュニティ、ポイントシステムなどがあります。作って公開したゲームブックは他のユーザーから評価されコンテストまであるという至れり尽くせりのコミュニティ。
PCで作成したテキストファイルをドラッグ&ドロップでインポートできる機能もあり、小説やゲームブックの他にクロスワードパズルやクイズなども作成できます。ポイントを貯めたりプレミアム会員になることでその他ストレージやウェブスペースやネットショップなどが付加されます。
しかし、フリー会員で作れるのは小説まででゲームブックを作成するには年間20ドル払ってベーシック会員にならないとできません。その他年間50ドルのアップグレード会員、年間140ドルのプレミアム会員、そして年間420ドルのプレミアムプラス会員とものすごいラインナップですね。もちろんお金がないのでゲームブック製作は試していません。


Protagonize
http://www.protagonize.com

Protagonize.jpg

巨大なテキストコンテンツ投稿サイト。
小説を始め、詩や論文などおびただしい数のカテゴリーがあります。俳句すらあって外国人が投稿してます。英語でどうやって五七五を分けているのだろう…
小説の投稿サイトですが、ゲームブック用に選択肢も付けられるシステムが用意されています。選択肢は最大3つまで。コンテンツを皆で共有して共同で作る事も可能です。
日本語はOKだが本文は1パラグラフあたり最低140字以上入れないと弾かれて投稿できません。元々小説の投稿サイトなため変数やステータスといったマクロなどは一切ありません。投稿できるのは文章と選択肢だけです。


The Library
http://www.littlebull.com/Story/

The-Library-Contents.jpg

オンラインのゲームブック作成公開サイト。しかしまだ試作段階のようで新規登録は受け付けていない模様。
ノートのデザインでシンプルなゲームブックが数個アップされている。


iStory
http://istoryweb.appspot.com

iStory.jpg

オンラインのゲームブック製作公開サイト。登録してログインすることでゲームブックの製作と公開ができます。
黒と白でデザインされたプレイ画面はすっきりしていて選択肢を選んでもサクサク進みます。Googleアカウントで登録すると自作ゲームブックを作成し公開します。日本語もOKです。
公開したゲームブックはサイト側が良質と判断したらトップページで紹介されるみたいです。ただし英語で作成したらの話だと思います。
iOSでこのサイトで公開されているゲームブックを読む為のリーダーアプリも用意されています。
フラグや変数の機能はありません。あくまで文と選択肢のみで構成します。




まだまだこういったサイトはあると思います。これからも紹介するだけしますが、恐らくあまり使えないものばかりだと思います。
posted by 文芸遊戯研究会 at 01:35| 制作ソフト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする