2013年11月23日

自作ゲームブック創作02 【ターゲット層を決める】


読者に対してプレイしてもらうには
読者の視点に立って製作するということを前回の記事で書きました。

 趣味として作り金銭を絡ませなければ、特に気にする事もなく自由に作ってもいいんじゃないかと自分は思います。

巷にあふれるどの商品にも言える事ですが、物を作って提供するに当たってまず考える事はその物を提供する世代や性別などです。それらはターゲット層と呼ばれています。

化粧品なら当然女性をターゲットにしていますよね。さらにそこから若年層やシニア向けにターゲットを分けて商品を開発しています。

ゲームブックに関してはそこまで綿密に計画しなくても構わないと思います。
ですが対象となる年代や性別、そして趣味などは考慮しておいた方がいいかもしれません。
というのもゲームブックや小説などは主人公が自分と同じ世代、性別、趣向性なら取り込みやすいものです。
小説なら幅はききますが、ゲームブックはその志向性からどうしても主人公と読者の共通性を合わせないとやりづらい所がでてきます。ファンタジー物でしたらあまり考えなくてもいいかもしれませんが…

年代は限られると思います。大体40代前半から30代前半の男性の方はゲームブックを知っている世代ではないでしょうか。
それより上の世代は知らないか興味も持たれないかと思います。
若い世代でしたら知らずとも興味を持たれる可能性もあるのではと考えています。

学生を対象にするなら学園ものが取り込みやすいですが、30代40代の人が学園物を書くとなるとどうしても自分の学生時代の経験を取り入れて書いてしまいがちですが、若い学生からすると「今時こんなのないよ」と突っ込まれてしまいがちです。

自分が学生の頃、とある学園物のゲームブックでレーサーレプリカ(今はスーパースポーツと呼ばれている)のバイクに乗ったローリング族が主人公の女子高生を乗せてハングオンなんて単語が出てきた描写がある部分を見ましたが、その当時でももうローリング族ブームは廃れていて、ああ、この作者はローリング族ブームの時の世代なんだなと笑ってしまった経験があります。


ゲームブックに興味を持たれている方でも、テーブルトークRPGのルールを取り入れたバトルやサイコロを使ったシステムを使ったゲームブックが好きな方と、普通にサイコロやメモ紙などを使わない本だけのシンプルなゲームブックを好む方もいます。

性別なども結構重要です。男性が女性の主人公で女性視点で書くとなるとかなり難しいです。その逆も同じです。
これはプロの小説家でも難しいと言われています。
無難なのは自分と同じ性別の主人公で文章を書く事ですね。これもファンタジーなど現実世界と違う世界観ならできるとは思いますが。


趣味などは結構重要かもしれません。
読者を興味を持たせて取り込むには使えます。

例えば鉄道ファンなら鉄道を舞台にその専門用語などを取り入れたゲームブックを作れば、鉄道ファンは興味を持って読んでくれるでしょう。
軍事ファンをターゲットにするなら戦争物で兵器や戦闘機の戦闘力などをルールとして作るとか、歴史ファンを対象に実在の武将を登場させた戦国物を作るとかそういった趣味趣向性をターゲッティングにすると対象者に創作物が読んでもらえる可能性が高くなります。
ビジネスマンを対象に会社の攻防などを題材にするというものいいかもしれません。
女性なら恋愛ものやファッション関連ですかね。

逆に日常生活などありきたりな分野を題材にすれば対象層は広がるから多くの人に読んでもらえると思いがちですが、あながちあまり誰にも読まれなくなる可能性も高いと思います。

当たり前の当たり障りのないものを題材にしても興味を持たれないでしょう。そこに何かしら非日常的なドラマを仕込めばかなり変わるとは思います。創作小説でも言われている事ですが、何かしら非日常的で不可解な事が起こらないとドラマ性は産まれません。読者はドラマ性を求めています。このドラマ性を考えるのって凄く難しいんです。至る小説に出尽くされていますから…

ドラマ性を持たせるならゲームブックの最中に取り入れるのではなく、一番始めのプロローグに仕込んでください。あらすじでも構わないでしょう。でないと読者は関心を持ちません。小説でもゲームブックでも最初の3分が重要だと言う事はどこの場所でも言われている事です。

ドラマ性が思いつかないなら専門の趣味を題材をして特定の趣味を持つ層に対象を絞った方が書きやすいとも思います。

その為には専門知識は必要となります。まず初めて書く方には自分の趣味としている分野を題材にした方が書きやすく、途中で飽きて書きやめたりもしないはずですし、何よりも同じ趣味の人に興味を持ってもらえる可能性も高いです。


ターゲッティングの後にそれを軸に題材を決めます。
題材を決めたらその題材に関するあらゆる知識を集めましょう。
今ではインターネットという有用な武器があります。色々と検索して知識を得ればそこから決め手となるドラマ性も思いつくと思います。
posted by 文芸遊戯研究会 at 18:16| ゲームブック創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする