2015年01月06日

Libro Game Creator

「Libro Game Creator」はイタリア製のゲームブック製作ツールです。
無料で配布していますが、カンパとしての入金も受け付けています。現在でも更新中で将来性も期待できます。

2015年1月現在、バージョンは3.1.9まで作られ、バージョン2まではWindows専用、バージョン3からはJavaアプリケーションとなりWindows、MacOSX、Linuxなどのマルチプラットフォームでの軌道が可能になりました。
尚、過去のバージョンもダウンロードできますが、バージョン2までは日本語は文字化けします。日本語環境で使うならバージョン3からとなります。


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ver.3

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ver.2

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ver.1


日本語が使えるバージョン3で説明いたします。
ユーザーインターフェイスは過去に紹介した同じイタリア製の「Divine GameBook Creator」に近いタイプで左側にツーリー型のパラグラフリスト、右側に本文入力欄を備えています。

ツールとしての機能は「The GameBook Authoring Tool」に近い感じです。作られるHTMLは文字と選択肢リンクのみのシンプルな構成ですが、単体のページに数珠つなぎでパラグラフを表示するタイプとパラグラフごとにページを構成するか選べるようになっています。
HTMLとして出力する際に必要なソースファイルとしての編集もできます。ツール側でCSSの定義もできるのでグラフィカルなページを作ったり、「Fighting Fantasy Framework」と連携したバトルシステム付きのページというのもできるかもしれません。

その他、電子書籍のePub2やテキストファイルのRTFにも出力可能となっています。

フローチャートはソフト単体では表示されませんが、Graphviz(http://www.graphviz.org)というソフトウェアに受け渡して画像ファイルとしてフローチャート図を展開することが可能です。

パラグラフのシャッフル機能も搭載しており、シャッフルしたくないパラグラフも指定したり、パラグラフをブロックごとに分けてそれぞれシャッフルすることも可能です。第1章、第2章ごとにパラグラフをまとめてそれぞれシャッフルしたいというときに便利です。

変数もテキスト形式、真偽、整数値の三つの種類に設置できますが、あくまで記録としてのものでHTMLなどに出力した時にプログラムとして反映されるものではないので注意。

特徴的なのはエンティティというシンボルを設けている点。
ゲームタイトルや作者のページ
プロローグ
ゲームのルール
の三つの入力ファイルを備えていて出力した際、先頭に付け加えてくれます。

もうひとつの特徴点はデータベースとして出力できる点でしょうか、SQLiteに対応しています。
使い方は不明ですが、大掛かりなゲームブックを作成するには有用的な将来性が垣間見れるのではと推測する機能です。

ただ海外で製作されたJavaのプログラムであるため、日本語で入力することを前提に作られてはいません。よって改行ができずに文章が繋がってしまったり、入力自体に難が出てしまったりします。
まだ発展段階なので更新に期待したいところです。

追記: バージョンアップにて改行が反映されるようになりました。
あと、ChoiceScript形式にて出力が可能になりました。ChoiceScriptはその他のゲームブック作成ツール その02の「CHOICE OF GAMES」で使われている形式です。
 ただ、出力において複数HTMLファイルでリンクが不完全だったり、先ほどのChoiceScript形式に出力の際、選択肢と選択肢の間の文章が削られてしまったりとバグはまだ多いようです。今後のバージョンアップに期待したいところです。




Libro Game Creator

version 3
http://www.matteoporopat.com/libro-game-creator-3/

version 2
http://www.matteoporopat.com/libro-game-creator-2/

version 1
http://www.matteoporopat.com/librogame/

おすすめ度:★★
マニュアルURL:ダウンロードすると付属してきます。
サンプルゲーム:http://www.matteoporopat.com/libro-game-creator-scrittori-e-opere/
カテゴリー:フリーソフトウェア(カンパウェア)
対象OS:Windows(ver.1〜ver.2)、Windows,MacOSX,Linux(ver.3)
言語:英語、イタリア語、スペイン語(ver.1〜ver.2のみ)
フローチャート:外部ソフトウェアに出力後可(固定型)
出力ファイル方式:独自ファイル(.xlgc)、RTF、HTML、ePub2、SQLite
変数:可(記録のみ)
アイテムシステム:不可
ステータスシステム:不可
バトルシステム:不可
画像音楽メディア挿入:不可
posted by 文芸遊戯研究会 at 21:55| 制作ソフト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする