2015年01月11日

スマホ/タブでゲームブック作成に使えそうなアプリ

スマートフォンやタブレットは最近になって使用している人も増えてきました。
そういった携帯端末をゲームブック製作に使用できるのかという観点で記事にします。

正式にいうとiOSやAndroidのアプリでゲームブックの製作に特化したネイティヴアプリはあるにはあるのですが、アプリ内でしか使えなかったりと、あまり使えるという代物ではありませんでした。(最後に紹介します)

クラウドなどのwebアプリも含めれば「Quest」なども使えましたが、こちらはあくまでストレージに保存という形だけでローカルファイルとして保存することはできません。

よって、iOSやAndroidのアプリでゲームブックの製作するには専らテキストエディタを使用することになるかと思います。

Windowsのタブレットでしたらこれまでに紹介した作成ツールのWindowsで動作するものは扱えるかもしれません。(Windows8.1での動作は確認していませんが)

ゲームブック製作ツールでも専用ファイルを生成するものの編集はiOSやAndroidの端末ではできないので、もしその端末でテキストエディタを使用して編集したい場合は「GameBookCompiler」と併用するといいでしょう。

スマートフォンやタブレットをお持ちの方の大体は自宅にPCをお持ちかと思います。自宅でPCを使ってゲームブックを作成し外出時にスマートフォンやタブレットでその作成したゲームブックの編集や作成の続きを行えれば効率的です。

PCやスマートフォンやタブレットを使用してテキストファイルを形成、全て書き終えたらPCで「GameBookCompiler」を起動してコンパイルするやり方です。

今のところオススメできる使い方は上記の通りです。

スマートフォンで文章を書くとなると画面が小さくて見づらいかもしれません。文章を編集するならやはりタブレットを使用したほうが使い易いと思います。

軽く編集するだけならば問題ないと思いますが、長文を入力するときはやはり外付けのキーボードがあったほうが効率的です。Bluetoothという規格の無線で接続できるタイプのキーボードが結構な種類出回ってきていますので、それを購入すると本格的に編集できるでしょう。
 私の場合はノートパソコンを持ち歩いていますのでノートパソコンがあるに越したことはないのですが…

ではスマートフォンやタブレットでゲームブック作成に役立つアプリをいくつか紹介しましょう。ここではiOSとAndroidの両方をまとめて紹介いたします。


【ファイルデータ管理】


Dropbox
https://www.dropbox.com

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オンラインストレージのサービスに接続するアプリです、PCとスマートフォン双方でゲームブックを書く方は必須でしょう。オンラインストレージがあるのとないのでは効率に雲泥の差が出ます。
分かりやすく言うならPCとスマートフォン共通の無線のハードディスクを持つという言い方がいいかもしれません。
このサービスにより、PCで製作したゲームブックのファイルがスマートフォンで継続して製作を続けられます。
PCとスマートフォンで同一のファイルに接続できるということですね。

 これが無かった時代はメールにコンテンツを書いて自分宛のPCのメールアドレスに送り、PCでそれを受信して開いてコピーしてペーストして…とか、スマートフォンで自分のブログ編集画面開いて非公開の記事に入力して、PCでそれを開いてコピーしてペーストして…とか非常に面倒なことをしていましたが、こういったツールが出始めてからそういった手間が省けました。

PCと同期するにはPC側にもDropboxのソフトウェアをインストールしてください。(https://www.dropbox.com)外部ハードディスクと同じように接続されます。サインアップが必要ですが無料で2GBあるので、ゲームブックのファイルを保存するだけならば充分すぎる容量です。ただしばらくログインしないとデータが消滅する可能性があるので、定期的にローカルにデータを複製しておくといいかもしれません。

HDDと同じ扱いですのでファイルに関しては何でも扱えます。ゲームブック製作ツールの独自の保存ファイルも問題なく保存できました。
 オンラインストレージサービスは他にも「Googleドライブ」や「iCloud」、「OneDrive」などがありますので色々とためして使ってみるといいかもしれません。

Android

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iOS



evernote
https://evernote.com/intl/jp/

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こちらも有名なサービスです。
どちらかというとテキストエディタのオンライン版と言った方がいいのかもしれません。ただ保存するのはテキスト以外にも画像や音声やインターネットのページなどもできるので情報を保存するサービスといったところでしょうか。
オンラインストレージがファイルとして扱うのに対し、こちらはファイルの中身を表示するタイプのクラウドです。
よってデータの扱いがよく分からないという方はこちらのevernoteのほうが使いやすいかも。

 私はゲームブックのプロットやアイディアの保存として用いています。タグで分別できるのでガンガン書いては保存しています。またノートに手書きで書いたものもスマートフォンのカメラで撮影してここに保存しておくことも可能です。
もちろんPCとの同期も可能です。

Android

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iOS



【テキストエディタ】

テキストエディタのアプリはかなりの種類があります。主にどういったカテゴリーの文章を書くかで使い易いツールと使いづらいツールで分かれてくると思います。小説やゲームブック本文を書くか、HTMLのタグやプログラムを書くかとかで使用に適したテキストエディタも変わってきます。ここではゲームブック本文に絞って紹介します。


〜Android〜

Jota+ (Text Editor)

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Androidのテキストエディタでは最強と呼ばれているほどの定番アプリです。高機能な上にテキスト量が多くとも表示してくれます。
上記で紹介したDropboxとセットで使います。このJota+はDropboxに対応しているため、Dropbox上のファイルを直接編集できます。もちろんそのまま保存できます。(無料版は読み込みが1日2回まで、それ以上は有料版を。)

 便利なのがツールバーで定型文を登録すればワンタップで入力できます。ゲームブックによくある「へ進め」とか「技術点 体力点」などの単語を登録しておけばいちいち入力しなくても済みます。

Jota+ (Text Editor)

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〜iOS〜

iテキスト - 文章作成ツール
iText Pad

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説明
http://www.jp-lightway.com/appstore/iText-iOS/jp/

iテキスト - 文章作成ツールはiPhoneやiPad用の無料テキストエディタです。iText Padはそれの有料版となります。iOSもAndroid同様多数のテキストエディタアプリが存在しますが、このアプリは小説など物書き向けに作られたテキストエディタらしいのでゲームブック作成も向いているかと思います。
レイアウトも変えることができ、原稿用紙や縦書き表示などが選べます。ePubファイルが読めるので電子書籍リーダーとしても使えます。
Dropboxに対応していますので迷うことなく連携させましょう。

iテキスト - 文章作成ツール


iText Pad




【IME テキスト入力支援】

iPhoneやiPadなどのiOSの旧バージョンまでは外部IMEが選べなかったので、文章を書くのには適さなかったのですが、iOS8になってIMEが設定できるようになりました。
外部キーボードを使うにしろ漢字変換などは結構差が出てくる部分でもあります。

ATOK
http://www.justsystems.com/jp/products/atok_android/ (Android)
http://www.justsystems.com/jp/products/atok_ios/ (iOS)

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言わずと知れた日本語入力システムです。日本語で長文を書かれる方は入れておいたほうが良いでしょう。
1543円と結構な値がしますが使い易いと入れている人も多いようです。
自分はATOK Passport(http://www.justsystems.com/jp/products/atok_passport/)を使っています。
月額で支払いますが複数のPCや端末にインストールできるため便利です。(ただしiOS版は含まれていない)
月額だけど安いATOK Passport版で利用してみて、使わないなら解約して使いたいならATOK Passport解約後に定価版を買うという手もありですね。

Android

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iOS



〜iOS〜

TextExpander 3 + custom keyboard

TextExpander-3_001.png

スニペットと呼ばれるテキスト入力支援アプリです。
いわばユーザー辞書や定型文を登録しておいて少ないタッチでそれを呼び出してしまうというウェアです。
ゲームブック本文の入力にはあまり必要性はないと思いますが、HTMLタグを使って書いているなんてときは結構便利です。このアプリはiOSのみです。

Androidに関してはJota+に標準で備わっている機能なのでそちらを使いましょう。

TextExpander 3 + custom keyboard




【プロット作成 アイディアノート】

物語の世界観や登場人物、歴史背景などの設定をプロットと呼びます。
そういった設定を書き留めたり、または思い浮かんだアイディアを記録したりするのに便利なツールをアウトラインプロセッサとかアイディアプロセッサ、マインドマップと呼ばれたりしています。
一時期はPCのソフトウェアで提供されていましたが、スマートフォンの需要増加と共にアプリとしても出されてきました。

 一応一つ紹介しますが、アウトラインプロセッサに関しては山ほどアプリがあるのと、人によって使い易いか使いづらいかの選別が変わってくると思いますので、色々と試してみて自分好みのツールを探してみましょう。


iroha Note

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こちらはマインドマップを備えたアウトラインプロセッサです。クラウド版もあるのでPCと連携して使うならそちらのほうがいいかもしれません。
日本で開発され世界で数十万の人が使っているとのこと。自分も一昔前に使っていました。
アイディアやプロット、人物関係やそのままパラグラフをフローチャート化してもよし。とにかく視覚的に自由に使えます。
さすがにそのままゲームブックのファイルとすることはできなさそうなので、パラグラフに書く文章の概略などを書いておくといいかもしれません。
特定の文章と文章をラインでつなげるので発送をまとめるにはいいツールかと思います。


Android

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iOS




【ゲームブックを作るアプリ】

〜Android〜

Choose Your Path Free

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Androidでゲームブックを作れるアプリ。無料です。
インストール後、「Create Another Story!」をクリックしてタイトルと作者名を入力すると形成されます。
それを編集する形で作りますが、それには端末内のファイルを直接編集する形で作成します。
「ChooseYourPath」というフォルダの中に作成したファィルがあります。PCとスマートフォンを繋げてPCで編集するか、ファイルマネージャーアプリでアクセスして編集するかして作成します。
ファイルはテキスト形式でHTMLのタグを用いて編集します。
もちろ作ったファイルはどこかで公開できるわけでなく、その端末の中だけで遊べます。友達などにファイルを渡せば遊んでもらえるかもしれませんが、その友達のスマホにも同アプリをインストールした上で所定のフォルダにファイルを入れなければなりません。
 どのみちあまり使えると言えたアプリではないようです。

Choose Your Path Free

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〜iOS〜

Oryx2.0

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iPhoneでゲームブックを作れるアプリ。2.29ポンドとなっていますがあまり使えそうもないので買ってません。
こちらも上記の「Choose Your Path Free」と似たようなアプリです。特徴的なのは体力ゲージが付いていること。ハートマークで五個設置されています。あと選択肢は4つまで設置可能らしいです。
作成編集はアプリ内でできるようです。公開はメールでシェアする形となっており、メールで送った相手もこのアプリをインストールしていないといけないようです。
「Choose Your Path Free」と同じく内輪内で楽しむといったところでしょうか。

Oryx



一応、ゲームブックの作成として使えそうなジャンルのアプリの代表的なものを紹介しました。
オンラインストレージ、テキストエディタ、アイディアプロセッサなどは紹介したもの以外にも競合アプリは多数あるので、色々比べてみて自分に合ったものを探してみてください。

尚、いいアプリやゲームブック作成に役立つアプリなどありましたら教えていただけると幸いです。
posted by 文芸遊戯研究会 at 12:01| 制作ソフト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする