2016年05月27日

kindleアプリ内にダイスロール機能を実装する裏ワザ!!

ご無沙汰です。なんだかんだ言ってまだ息してます。

死ぬどころか、ここ最近は「幻想迷宮書店」刊行の電子書籍ゲームブックを愉しんでいたりします。

名著と名高い「ドルアーガ三部作」などが本屋で注文せずとも即購入できるのは心強いですね。


ただ、懸念されたのが書籍以外のアイテムだったりします。

ダイスにアドベンチャーシート。

これらを抜きに単純にストーリーを楽しむか、もしくはアナログで用意してテーブル上で楽しむか。それかもう一台スマホやPCを用意してそちらでステータスやダイスロールを賄うか。
人によって楽しみ方は千差万別でしょう。どれがいいというか、これにしないといけないというものはないとは思います。


ただどこでも手軽に楽しめる電子デバイスでのコンテンツ配信だけに、テーブル以外でも楽しみたいという要望もあるかもしれません。
アプリならダイスロールやバトルシステムなどのルーチンを実装できますが、いかんせんコストがかかりすぎて持続性がありません。(ePubファイルも読み込むビューワはアプリなんですが…)

kindleという枠組みの中でどれだけそのようなルーチンを、デバイス内で処理できるか?

そう言った要望は聞かれたものの、ではどうすればいいのかといった提案など誰かから問題提起とか提案とかがエントリーされるのかなと思ったのですが、…ありませんでした。


他人に求めてばっかりでは致し方ないので自分なりに色々と検証してみまして、
2016年5月時点で個人的に一番扱いやすい方法かなというのを一つ紹介します。
全ての情報を統括したわけではございませんので、この方法よりも効率的な方法あるよという方は一報ください。


尚、これからの方法はAndroidでの方法となります。
 ※これらのKindleアプリはAndroidOS端末、およびiOS端末上で動くビューワアプリでの検証です。Kindle専用端末での検証は持っていないので行っていません。ご了承ください。

当方、AndroidのSDKバージョン4.4.2のタブレット端末、Kindleビューワアプリのバージョンは2016年5月時点での最新版の4.24.0.27を使用しています。
よってそれ以前のバージョンによる確認は行っておりません。そしてSDKバージョンや端末の違いによりこのコンテンツ画像とお手持ちの端末とのユーザーインターフェイスに違いがあるかもしれませんが基本的なシステムはほぼ同じです。

iPhoneなどのiOS端末に関しては「kindleアプリにダイスロール実装」はできるかもしれません。ですが未検証ですので詳細は不明です。ご了承ください。

※iOS上で使用可能の確認取れました。
当方の環境iOSのバージョン9.3.2でKindleのバージョンが4.20(ともに2016年5月28日時点で最新)のIpad miniで検証いたしました。それぞれのソフトウェアのバージョン、および端末の種類によってレイアウトが変更になっている可能性があります。ご了承ください。
 尚、iOSに関しての情報は各文章に※印と緑色で併記してあります。


【kindleアプリ内にダイスロール機能を実装】

ダイスロールアプリなら山ほどありますが、いちいちKindleアプリとそれを切り替えていたらきりがありません。
と言うことでKindleアプリ内でダイスロールと同じ結果が構築できるシステムを実装します。Kindleでゲームブックを読みながら4タップでダイスロールできる方法です。

まず下準備をしましょう。

Kindleアプリを立ち上げてダイスロールを使いたい電子書籍を開きます。
この準備はアプリ内の書籍ごととなります。ただそれほど面倒ではないので慣れれば1〜2分くらいで設定できます。

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画像は「悪魔に魅せられし者」です。

書籍閲覧画面から一回適当な場所をタップすると上下にメニューが現れると思います。
画面右上の点が縦に3つ並んでいるマークをタップ。(端末によって違う場所にアイコンがあるかもしれません)
 ※iOSは左上のメニューアイコンから「フラッシュカード」を選択。

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メニューが現れます。
そのメニューの上から二段目
「フラッシュカード」をタップ。

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「フラッシュカードデッキ」という画面が現れます。
このフラッシュカードデッキというのは主にカードを端末上でエミュレートするものです。
よく受験の英語の勉強に暗記カードとか使いませんでしたか?短冊形のカードがリングに通されてまとまっていて、表に英語、裏に訳語などを書いて記憶力のテストに使うアレです。
そう言ったカードがデジタル化されたのがフラッシュカードです。
そのシステムがKindleアプリの中に実装されました。今回はこのシステムを流用いたします。

 中央の大きな「タップしてデッキを追加」のプラスマークをタップ。
 ※iOSではその後左上にポップアップメニューが現れるので「新しいデッキ」を選択。

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「新しいフラッシュカードデッキ」というタイトルの下に「New Flashcard Deck 1」と反転されたテキストが表示されますのでそこを編集。

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「ダイス1個」でも「1D」でも判ればなんでも結構です。タイトルを入れましょう。

入れ終わったら右上のチェックマーク(レ点)をタップ。このマークは保存を示します。左上の×マークはキャンセルです。(端末によって違う場所にマークがあるかもしれません)
 ※iOSはウィンドウゲージにそのまま入力して「保存」をタップ。

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そうすると早速デッキ内のカード編集画面に移ります。

「カードの追加」のタイトルの下の「前へ」の部分をタップしてカードに記載するテキストを入れます。
ここではダイスロールとして使用するので最初は「1」を入れます。
 ※iOSは「前面」の部分をタップして編集。

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そうしたら右上のチェックマークの左隣の丸枠に+マークのシンボルをタップ。これは続けて二枚目のカードを編集するという意味です。(端末によって違う場所にシンボルがあるかもしれません)
 ※iOSは右上の「次のカード」をタップ。

あと下の「反転」の文字はカードの裏に記載するテキストを編集するものです。表に問題を書いて裏に回答を書くといった事に使えます。ですが今回は使いません。

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続けて「2」を入れました。そしてまた丸枠+マークをタップして、同じ要領で「3」、「4」と入れていきます。


雰囲気を出したいという方は下にダイスのUnicode記号をご用意しましたのでここからコピーペーストしてお使いいください。












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最後の「6」を入れたら+マークでなくチェックマークをタップ。
 ※iOSは「完了」をタップ。一回書籍の文章画面まで戻らないとデッキはリストに反映されません。

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こんな感じに「ダイス1個」のデッキに6枚のカードが出来上がりました。
さらに右上の丸枠+マークをタップ(iOSは左上)して、新たに「ダイス2個」のデッキも作っちゃいましょう。「2」から「12」までの11枚のカードを入れます。

 ※Twitterにてこの方法だと期待値が違うというご指摘をいただきました。(恥ずかしながら言われてから気がつきました)
紙の書籍に下端に印字されている2つのサイコロのマークのように36通りの出目のカードを利用するか、もしくはダイスマークでなく「1,1」「1,2」と言った数値で二つの出目を記載するかの方法が正確かと思います。面倒なら「ダイス1個」のシステムを2回行う方法を取るかですね。失礼いたしました。


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シャッフルの必要のあるものでしたらダイス以外のもの…例えばトランプなんかのマークと数値を入れて使うといった方法も可能です。
「四人のキング」あたりなんか電子復刻されてもそのままスマホだけで楽しめそうですよ。幻想迷宮書店さん。




【使い方】


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準備段階と同じく、任意の場所で適当にタップしてメニューを出して「フラッシュカード」をタップ。
 ※iOSは左上のメニューから。

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「フラッシュカードデッキ」の任意のデッキをタップ。


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このような画面が現れます。沢山のシンボルが現れますが使用するのは一つ。右上の4つのアイコンの中の一番左にある矢印が交差するアイコンをタップします。(端末によって違う場所にアイコンがあるかもしれません)
 ※iOSは左下の左から2番目に同様のデザインのマークがあります。

すると…

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カードがシャッフルされる映像の後、

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このようにランダムに1から6まで(もしくは2から12まで)の乱数が得られます。
左上の矢印を二回タップで元の文章に戻れます。
 ※iOSは右上の×をタップ。

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ちなみに上記でお勧めしたダイスの記号を使うとより一層の雰囲気が味わえます。これぞゲームブック!!




【冒険記録システム】

ここから先はAndroid端末のみの情報です。iOSに関して何か良いツールや方法がありましたらご一報ください。

Kindleアプリ内で収めるならば内部のメモ機能を使うといいかもしれません。
多くの方がこの方法を使っています。
ただ、そのままメモが取れるわけでなく、文章内のテキストをハイライトで選択してそれに関連づけるような形でメモを取らないといけません。
Kindle的にはあくまで注釈といった用途を想定しているようです。

ハイライトは確かに役に立つときはあります。
数量などの変動を伴わない言語情報の記録にはハイライトは便利です。
例えば「A」を書き込めとかのフラグ情報、
「ランタン」を手に入れた。アイテム欄に記入しろとかのアイテム(数量的な特性の低いもの)管理
洞窟の入り口横に隠し扉がある入り口に来たら30を足した番号へ進むなどの情報(変動のない数的情報)
アイテム管理なんかにハイライトを入れたり消したりとうまく使用すれば、ハイライトのリストがそのままアイテムゲージとして使えたりします。

逆にハイライトだと不具合が多いのが、数的変動のある変数です。
主に体力点や金貨など数値で記入してそれが変動するものや
チェックAの値を+20する事などの数値的なフラグ管理、
そういったものもハイライト付随のメモを利用すればできない事はありませんが、編集するとハイライトを設けたページに勝手にジャンプしたりと、ほぼ使い物になりません。

実際に使えそうであまり使えないものです。
アイテムや情報などはハイライトを利用して、ステータス管理は別の方法を考えるのが得策です。

 そんなの面倒だからやっぱり紙に書いた方がいいと思う方もいるでしょう。
でも紙に書くなら全部紙にすればいいという結論に収まりがちです。

そこで、
自分個人が色々試してみて一番効率いいと思ったのが、Androidアプリの「Nメモ」を利用する方法です。


Nメモ - 通知にメモ -



無料です。
メモアプリなのですが、一番の特徴はステータスバーの通知欄にメモを残せること。
ステータスバーとは画面の上端の黒いバーをスライドさせて出てくる黒い背景の通知画面です。

この画面はKindleアプリで読書中にもそのままスライドさせて出てくるため、この領域にメモを残せていればゲームブック中にも簡単にメモを残せます。
数的な情報はこれに任せちゃいましょう。

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ダウンロードして立ち上げたらこのような画面が現れます。

好みで色々なステータスを入れてみましょう。
尚、分割してメモを残せます。TRPG的なゲームブックなどステータス以外に装備品やアイテムやチェックフラグなど多様な記録を必要とするものは細かく分けておきましょう。
その際は枠内の左下にある「連続」にチェックを入れておくと連続にメモを残せます。

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ドルアーガ用に自分が入れたのはまず原戦力や原防御力などのステータス系、テキスト枠下のプルダウンメニューでテキストサイズや色などを指定できます。ステータスは赤色に指定。

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あとは装備系、これは青色に。金貨・食料などは緑にして計三つのメモを残しました。
アイテムや習得魔法などはハイライトを使います。


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ドルアーガなどの電子書籍ゲームブックをプレイ中に適当な箇所をタップすると上にステータスバーが現れます。赤青緑のアイコンがメモを示しています。そのままステータスバーをフリックして降ろすと。

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このようにステータスが現れます。どのアプリを立ち上げていても即座にアクセス、編集できます。
記載しているのはあくまで参考ようです。あとは個人で使いやすいようにアレンジしてください。

中断する場合はそのままか、通知バーに残したくない場合は「共有」をタップしてメールアプリあたりにでも記録しておくことも可能です。

21.jpg

編集をタップするとこんな感じに電子書籍アプリを閉じずに文章を見たままメモが可能です。キーボードが邪魔なら下へ隠すこともできます。情報を見ながらメモできるのは便利です。

22.jpg

もちろん先ほど設定したダイスロール画面から編集することも可能。



使ってみると結構便利です。

このようにすることで電車の中とか公園のベンチなどでもダイスロールやステータス管理をしながらKindleのゲームブックが楽しめます。
試してみてください。
posted by 文芸遊戯研究会 at 20:59| コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする